大学院生

在学生・卒業生の声

国際・災害看護学実習Ⅲ

修士課程看護学専攻 国際・災害看護学領域

2019年2月に国際災害看護学領域の大学院生2名が参加した、インドネシア共和国ベンクル州における国際・災害看護学実習Ⅲのレポートです。

この実習は、災害多発国であるインドネシアを訪問し災害看護教育の実際を知るとともに、住民への防災教育を実施することを目的としています。

2月17日に、日本赤十字社がインドネシア赤十字社とともにコミュニティ防災事業展開しているサンバルジャヤ村でマングローブ教育センターのオープニングセレモニーに参加し、マングローブの植林を行いました。
マングローブの植林により、この地域における高潮や津波の被害の軽減したり、環境教育の場となること、経済効果などが期待できます。

2月22日に、日本赤十字社とインドネシア赤十字社との共同コミュニティ防災事業の対象地区であるサンバルジャヤ村のCBAT隊員(地域防災ボランティア)と一緒にDIG(災害イマジネイションゲーム)を行ってきました。

サンバルジャヤ村はインドネシア国内でも貧困率の高い地区であり、津波による被害が懸念される地区でありますが、ゲームを通じては、日本では希薄となってきているコミュニティの力強さを感じ取ることができました。
また地域独自の防災対策を導き出す過程もみることができ、コミュニティ自らが防災意識を高め、行政へと提言していくことの必要性を理解することができました。