修了生
在学生・卒業生の声
さらに多くの障がい児のために「研究」と「教育」に邁進します。
小児看護学助教|鈴木 健太さん
学部生の頃から授業や課題活動を通じて障がい児支援に興味を持っていた私は、学部を卒業後、小児病棟に勤務しながら障がい児が利用する様々な施設の研修に通いました。研修を重ねるうちに「もっと多くの子どもたちの力になれるように、研究能力を磨きたい」と思うようになり、大学院に進学することを決意しました。進学後、障がい児支援について調べてみると、彼らへの訪問看護には特有の難しさがあり、訪問看護を担う看護師が不足していることがわかりました。そこで私は障がい児への訪問看護の普及を研究課題に掲げ、実際に現場で活躍している看護師の熟練したスキルを観察し、経験の少ない看護師が参考にできる形に言語化することを試みました。これらの研究活動の過程で現象を多面的にとらえる視点を養うことができ、この視点は私自身が訪問看護師として勤務した際にも重要な力になりました。2020年からは、本学で大学教員として勤務しています。これからは障がい児支援の充実を目指した研究に加えて、学生の方々に小児看護や障がい看護などに興味を持ってもらえるように、自分にできることを広げていきたいです。