修了生
在学生・卒業生の声
看護の質を向上させるべく、教育環境の改善に取り組んでいます。
日本赤十字社医療事業推進本部看護部看護管理課|看護管理課長|力石 陽子さん
日本赤十字社医療センターで勤務していた際、患者さまに対して病気の症状ばかり聞くのではなく、趣味や好きなことについても会話に織り込むように心がけていました。その様子を見られた教員の方から、「大学院で学修し、臨床をもっと良くしてほしい」と伝えられたことをきっかけに、看護教育学を学ぶために進学することを決めました。当時の私は、いきいきと活躍する看護師と、そうでない看護師の差はどこで生まれるのかということに興味を持っていました。そのため大学院では、看護師として長く活躍し続けるためには、どのような教育が必要になるのか、ということを主題に研究に取り組みました。そこで得られた知見をいかしながら、現在は赤十字病院グループの37,000人の看護職の看護の質の向上をめざし、同グループの看護職の実践能力等向上のためのキャリア支援システム、管理力向上を目的とした人事交流制度等の推進等に取り組んでいます。修士課程の2年間をともに過ごした同級生や、そこで得られた先輩方との繋がりは、今でも仕事を継続していく励みとなっています。熱心にご指導していただいた先生方をはじめ、関わってくださったすべての方に「恩返し」をするべく、看護職の教育環境の改善に実直に取り組み、看護の質の向上に貢献していきたいと考えております。