修了生
在学生・卒業生の声
女性の「出産」を手厚くサポートする助産師を目指しています。
助産師|東京かつしか赤十字母子医療センター|文屋 諒子さん
助産師に興味を持ち始めたきっかけは、学部在学中に取り組んでいたサークル活動です。フィリピンで活躍する助産師さんのもとに見学に行くうちに、私も助産師になりたいと思うようになりました。そこで、助産師国家試験での基準を超える15例の介助ができるうえ、助産について幅広い視点から学べる日本赤十字看護大学大学院へ進学することにしました。研究のテーマとして掲げたのは「フリースタイル分娩」です。これは、産婦さんにとって一番楽な体勢で分娩を行うものですが、医師の反対、スタッフの知識や技術および設備面の問題により、導入されていない病院のほうが多いという現状があります。そこで、導入している病院の助産師に対してインタビューを行い、諸問題をどのように乗り越えたかを時系列でまとめていきました。勤務先を決めたのも、この「フリースタイル分娩」を長らくやっている施設だったからです。産婦さんに「理想的で納得のいくお産だった」と感謝していただくと、やりがいを感じます。助産師としては、少しずつ一人前に近づいているという感じなので、これからさらに経験を積み、知識を深め、妊娠期から産褥期まで女性が主体的に過ごせるような手厚いサポートができるようになりたいと考えています。