さいたま看護学部

さいたま看護学部(大宮キャンパス)✕防災力(防災力修得編)を紹介

2024年8月20日さいたま看護学部は、大宮キャンパスの別館・CoCoRoHallで、日本赤十字社の救急法基礎講習を開催しました。
自然災害や地震が急激に増加しているなか、いざという時に防災力を発揮できるよう、防災訓練や防災研修を実施し、命を守る防災力を高めています。今回の救急法基礎講習は学生防災部会の要望により実現しました。
講師に救急法指導員4名を迎え、さいたま看護学部生と職員、合わせて21名が参加しました。今回は、講習会に参加した在学生と職員を紹介します。

■何もしないで傍観者になるのではなく、一歩勇気を出して、人の命を救いたい

さいたま看護学部 3年生 Yさん(2022年4月入学)
学生防災部会に所属しており、何かあった時にとっさに動けるようになりたい、授業で学んだことをより深めたいと思い、救急法基礎講習に参加しました。
救命の知識を活かし対処することで、傷病者の命と社会復帰に大きく影響を与える、ということを学びました。実際に人が倒れている場面に遭遇したことはないのですが、救命することは緊張や恐怖があり、勇気がいることだと思います。この講習会をきっかけに、何もしないで傍観者になるのではなく、一歩勇気を出して、人の命を救えることができれば思いました。
この講習会の企画を実現してくださった日本赤十字社埼玉県支部の皆さま、指導員の皆さま、ありがとうございました。

■どんな状況でも、大切な人の命を守るために

さいたま看護学部 3年生 Iさん(2022年4月入学)
震災の体験や、通学時に周りの人と一緒に急病人の手当てをした経験から、予測できない緊急時に、自分の知識や技術で誰かを救いたい!という思いがあり、救急法基礎講習に参加しました。
倒れている人が目の前にいた時、すぐに助けたくなってしまいますが、まずは二次災害を防ぎ、自分の安全を確保することの大切さを学びました。今回教えていただいた事を念頭において、慌てず、落ち着いて、傷病者の状態を判断し、周囲の人を巻き込んで助けたい、と思います。今後は救急法を家族や友人などにも広めていき、どんな状況でも大切な人の命を守るために、幅広く知識を取り入れていきたいです。

■医療従事者の卵として、非常時によき救助者として、行動できるよう学びたい

さいたま看護学部 3年生 Nさん(2022年4月入学)
所属する学生防災部会では、毎年、救急法基礎講習の企画が提案されますが、実現できたのは今年が初めてです。医療従事者の卵として、非常時によき救助者として行動することができるように学びたいと思い、受講しました。また、将来救急の仕事に就きたく、基本的な一次救命処置は早くから学んでおきたかった事も受講理由の一つです。
救急法基礎講習に参加し、傷病者を発見してからの一次救命処置の手順を、鮮明にイメージすることができるようになりました。また、傷病者を助けたいという気持ちを持つことは大切ですが、何より優先すべきは自らの安全であり、助けたい気持ちだけで危険に飛び込んではいけない、ということが印象的でした。
今後、一次救命処置をする機会があった際は、まずは冷静になって危険性の判断をし、手順をイメージして救命にあたりたいと思います。

■「赤十字の大学」らしさを実感、在学生と一緒に参加しパワーをもらいました

さいたま事務課 職員 Tさん(2024年4月入職)
さいたま事務課の先輩職員がこの講習会に参加すると知り、私も興味を持ちました。
6月に開催された「防災訓練」は、全教職員と全学生が参加する行事で、学生防災部会が主体となって研修を企画進行する場面もあり、私が過去に参加した「防災訓練」とは違い驚きました。「災害に特化している赤十字」ならではと、入職してから一番強く印象に残っていました。この講習会も「赤十字の大学」を実感できると思い、参加を決めました。            
実際に在学生と一緒に講習会を受けられたことが刺激的でした。元気で意欲的な学生達に囲まれて、“パワー”をもらい、やり遂げることができました。今後学んだことを活かし、災害が起こったもしもの際は、周囲の人を助けたいです。

救急法基礎講習

万が一の事故や急病など生命に危険を伴う場合の一次救命処置について、正しい知識と技術を習得できます。心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)、AED(自動体外式除細動器)の使用法、気道異物の除去など、専門スキルを身につけ、学科試験・実技試験に合格すると、赤十字ベーシックライフサポーターの「認定証」が交付されます。

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