大学院開設30周年記念事業 特設サイト

学長メッセージ

大学院開学30周年を迎えて

 このたび、本学大学院は30周年という記念すべき年を迎えます。さいたま看護学部は完成年度となりますので、2023年度は本学にとって大切な記念の年になります。
 本学125年史によれば、学部開設から2年後にあたる1988年には「大学院開設計画委員会」を設けたと書かれています。大学院(修士課程)の開設は1993年でしたが、看護系大学自体がまだ数少ない時代に、赤十字の看護学教育の未来を見通し、いち早く大学院教育を構想され実現されたことに深い感慨を抱きます。
 それから30年間、本学の大学院は、高度な実践能力をもつ看護専門家や教育、研究者を数多く輩出して参りました。医療の高度化や高齢化に伴う地域医療・福祉の充実のために、これからも大学院教育を受けた看護職がますます必要となります。
 本学の大学院は、これからも高い倫理観と人の尊厳を守り、人を大切にする実践力を備えた看護専門職や教育・研究者の育成を目指して尽力していきたいと考えております。

学長 守田美奈子

研究科長メッセージ

実践と研究をつなぐ -そして新たな看護の知へ-

 日本赤十字看護大学大学院看護学研究科は、2023年4月に開設30周年を迎えました。
 本学大学院の特徴のひとつとして、赤十字の理念である人道に基づき、「大学院生のみなさん、一人ひとりを大切にする」教育があります。大学院生一人ひとりの関心や課題を大切にして、それぞれの能力を高められるように、多彩な教授陣が学修をサポートしています。このような大学院教育を受けた人たちが、大学院修了後に、一人ひとりを大切にするケアを広めてくれることを期待しています。
 本学大学院のもう一つの特徴として、実践と研究のつながりを大切にするということがあります。大学院教育では、実践と研究のつながりを大切にして、新たな看護の知の創造に挑戦することを支援しています。大学開設から現在まで、本学の大学院教育を受けた多くの人が、それぞれの専門領域で、実践と研究・教育をつなぎ、現場をより良く変えていくチェンジ・エージェントとしての役割を担っています。
 30周年を迎えた今、さらに、世界的な視野にたち看護界を牽引する人材を輩出できるよう、本学大学院ではさまざまなことに取り組みたいと考えています。本学大学院の修了生や在学生のみなさま、医療に携わる多職種のみなさま、そして、地域住民のみなさまからもご意見やアイディアをいただき、新たな看護の知の創造にチャレンジしていきたいと思います。

研究科長 本庄恵子

30周年記念事業

おたよりリレー

 「おたよりリレー」と題し、修士課程1回生から30回生までの修了生に、院生当時の思い出、現在の活躍の様子、母校やこれから大学院進学を考えている方々へのメッセージをいただきました。随時、更新します。

おたよりリレーはこちら

シンポジウム

令和5年10月21日(土)、日本赤十字看護大学大学院開設30周年記念事業・ホームカミングデー共催シンポジウムが開催されました。

シンポジウムは無事、終了しました。
約100名の申し込みがあり、おかげさまで盛会となりました。
参加者の皆様に心より御礼申し上げます。

プログラム

 

イベントの様子

企画展示

Coming Soon

1993年からの歩み

日本赤十字看護大学大学院の歩み

【修士課程】

1993年 看護学研究科修士課程看護学専攻(基礎看護学、精神看護学、地域看護学、小児看護学、母性看護学、看護教育学、看護管理学)を設置、受験者36名、1回生15名入学
1996年 修士課程看護学専攻に成人看護学を設置、精神看護学改め精神保健看護学に改称
1998年 修士課程看護学専攻に老人看護学を設置(2007年に老年看護学に改称)、国際看護学を設置
2007年

専門看護師教育課程(一般社団法人日本看護系大学協議会)(慢性疾患看護、小児看護、精神看護)を認定

看護学研究科修士課程国際保健助産学専攻を設置

2008年 専門看護師教育課程(がん看護、クリティカル看護)を認定
2010年

修士課程看護学専攻の国際看護学改め国際・災害看護学に改称

修士課程看護学専攻の看護教育学領域に看護教員・看護管理者養成のための実践コース「看護教員キャリア支援コース」、同じく看護教育学領域に「看護管理者キャリア支援コース」および「現任教育担当者キャリア支援コース」を設置、修士課程看護学専攻の入学定員を15名から30名に増員

2012年 専門看護師教育課程(老年看護)を認定
2013年 専門看護師教育課程(災害看護)を認定
2015年 専門看護師教育課程(在宅看護)を認定
2021年 修士課程看護学専攻の入学定員を30名から32名に増員
2023年3月
現在
修士号取得者849名、専門看護師資格取得者164名に至る。

【博士後期課程】

1995年 看護学研究科博士後期課程看護学専攻(基礎看護学、応用看護学<精神保健学・地域看護学・成人看護学>・母子看護学<母性看護学・小児看護学>・看護教育管理学<看護教育学・看護管理学>)を設置、受験者4名、1回生4名入学
1998年 博士課程看護学専攻に老人看護学(2007年に老年看護学と改称)を設置
2013年 博士課程看護学専攻に国際・災害看護学を設置
2017年 博士後期課程看護学専攻の入学定員を5名から8名に増員
2023年3月
現在
博士号取得者112名に至る。

【看護学研究科博士課程共同災害看護学専攻(Disaster Nursing Global Leadership Program<DNGL>)】

2014年 高知県立大学・兵庫県立大学・東京医科歯科大学・千葉大学と協働して、看護学研究科博士課程共同災害看護学専攻を設置
2021年 博士課程共同災害看護学専攻の学生募集を停止。(後継プログラムとして5大学災害看護コンソーシアムとして発展的に継承)
2023年3月
現在
博士号取得者3名に至る。

詳しくはこちらをご覧ください(日本赤十字看護大学 看護歴史研究室)

大学院開設30周年記念募金のお願い

 このたび、本学大学院は開設30周年という記念すべき年を迎えることができました。また、さいたま看護学部は開学4年目を迎え、完成年度となりますので、2023年度は本学にとって大切な記念の年になります。
 本学125年史によれば、学部開設から2年後にあたる1988年には「大学院開設計画委員会」を設けたと記されております。大学院(修士課程)の開設は1993年でした。看護系大学自体がまだ数少ない時代に、赤十字の看護学教育の未来を見通し、いち早く大学院教育を開始しました。
 それから30年間、本学の大学院は、高度な実践能力をもつ看護専門家や教育、研究者を数多く輩出して参りました。医療の高度化や高齢化に伴う地域医療・福祉の充実のために、これからも大学院教育を受けた看護職がますます必要となります。本学の大学院は、これからも高い倫理観と人の尊厳を守り、人を大切にする実践力を備えた看護専門職や教育・研究者の育成を目指して尽力していきたいと考えております。
 つきましては、大学院開設30周年を記念し、「大学院開設30周年記念募金」へのご支援とご協力を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

日本赤十字看護大学
学長 守田 美奈子

募金はこちらから

 大学院開設30周年の周年記念事業の一環として、本学の教育理念である「humanity」をベースにして、「実践と研究をつなぐ~そして新たな看護の知へ~」をコンセプトにしたロゴマークです。