カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
教育課程編成・実施の方針
本学のカリキュラムは、教育目的・目標の実現を目指して以下の方針でカリキュラムを編成し、実施する。
- 学生の発達段階と学習段階に即して、基礎教養的な知識を学ぶ「基礎科目群」と看護の専門知識・技術を学ぶ「看護専門科目群」の2群を置く。
- 高等学校からの連携教育を図り、看護専門職として基礎的な内容から専門的・応用的な内容へと段階的に学修を積めるように配置するとともに、各段階で常に人道(Humanity)を実現するための看護の原点に立ち返って探求できるらせん型のカリキュラムとする。
- 授業では、それぞれの科目を講義、演習、実習等の多様な学修形態を通じて展開し、グループワーク、発表、討議等の能動的学修を取り入れることで、卒業時到達目標として身につけるべき8つの力を総合的に育成する。
- 学生一人ひとりの個別性をふまえた教育のために、少人数による学修を取り入れるとともに、大学での学びを通じて自律性や創造性を発揮できるよう、学生の自己学修を促進する時間割編成と、応用的・発展的な学修を選択的に履修できる科目設定を行う。
- コミュニティの概念を理解し、そこで生活する人々の視点に基づいて健康問題を理解し、必要な看護援助を展開できる能力を育成するために、系統的にコミュニティケアを学べる科目区分を置く。
- 自ら学び探求する能力、及び専門職に求められる研究的な態度と能力を身につけるために、少人数による基礎ゼミ、研究に関する科目区分を置く。
具体的には、<基礎科目群>と<看護専門科目群>という2つの科目群によって構成し、2つの科目群のバランスを配慮したカリキュラム構造としている。
基礎科目群は、赤十字の理念である人道の実現に向けて努力できる人材の育成の理念に基づき、人間性を育むためのリベラルアーツの重要性を鑑み、「赤十字」、「人間」、「社会」、「自然と科学」、「情報」、「言葉」、「基礎ゼミ」、「健康」に区分する。
看護専門科目群は、看護の基礎的能力を育成するために、<看護論><看護技術論><看護援助論>の3区分で構成し、その土台の上に、様々な場や健康レベルに応じた看護実践能力を育成するために、<コミュニティケア><健康レベル別看護学><発達看護学><精神保健看護学><多様な状況における看護学>の5区分で構成する。さらに、専門家の能力として必要な科目を、<応用看護学><看護学実習><研究>の3区分で構成する。
また、保健師資格を修得するための科目区分として<公衆衛生看護学>を置く。