カリキュラムの特色
カリキュラム
授業形式
本学では、講義、演習、実験、実習という授業の形があります。各学年にさまざまな授業形式をおりまぜながら、各自が主体的に行動する力を身につけていきます。学期制 前期、後期の2学期制です。前期は4月、後期は10月から始まります。
学科目の構成
さいたま看護学部(大宮キャンパス)では、次の8つの力を卒業までに身につけることを重視してカリキュラムを構成しています。
「関係を築く力」「擁護する力」「実践する力」「探求する力」
「連携する力」「成長する力」「コミュニティに貢献する力」「変化を生み出す力」
学生がこれらの力をバランスよく身につけるために、カリキュラムは〈基礎科目群〉と〈看護専門科目群〉の2つの科目群で構成されています。
基礎科目群は、人間性を育むためのリベラルアーツを学び、幅広い視野から創造的思考力を身につけます。
看護専門科目群では、看護の基礎的知識や技術を学びながら、コミュニティの概念を理解し、そこで生活する人々の視点に基づいて健康問題を理解し、必要な看護援助を展開できる能力を身につけます。
科目ナンバリング
ナンバリングとは、授業科目の教育課程と学修段階(難易度)を体系的に示すために各授業科目に番号を付して分類したものです。本学では看護学部において令和2年度シラバスから明示しています。ナンバリングは以下の4つの文字と3桁の数字を用いて、7桁のコードで構成しています。
例:科目名「赤十字学概論」の科目ナンバー
日本赤十字看護大学のナンバリングルール
学部長メッセージ
吉野 純 教授
学部長
「これからの時代の看護を一緒に創っていきませんか」
さいたま看護学部は、赤十字の理念である「人道」の実現に向けて努力する人間を育てるという理念に基づき、2020年4月に開学しました。2022年度で3学年が揃う、まだ新しい学部です。
看護において、一人ひとりと真摯に向き合い、その人の考えや思いに触れ、その人となりを理解し、その苦しみや痛みに寄り添うことは、基本的な姿勢でありながら机上の学修だけではなしえない、とても難しいことです。そのためには人との対話が欠かせません。それは単に上手に会話することではありません。真のコミュニケーションとは何か、を大学での学修や日々の生活、友人や教職員、実習などで出会った人々とのかかわりの中で学んでください。そして、豊富な専門的知識をベースに、人から学ぶ誠実さを持って人を看る感性とスキルを身につけ、卒業後もさらに洗練させていくことのできる専門職として自立・自律する力をつけてほしいと願っています。
さいたま看護学部のカリキュラムの特色は、「コミュニティケア」=地域に根ざしたケアです。これからの時代は、看護師、医療者がケアを提供し、患者、人々がケアを受けるという一方向ではなく、当事者を含めたさまざまな人々と協働して、ともにケアのシステムを築いていくことが求められています。そのための基本的な知識を学び、実際に地域の方々と交流しながら体験的に学修する機会を設けています。このさいたま看護学部でともに歩んでいきましょう。