日赤看護大学さいたま看護学部で磨く、看護のチカラ

さいたま看護学部で看護師、看護職者としての第一歩を

超高齢社会到来のなかで、埼玉県下の看護師育成への社会的ニーズは高く、幅広い視点をもった看護師育成の必要性は一層増しています。
日本赤十字看護大学さいたま看護学部では高度な実践能力をもった看護師を養成し、大宮キャンパスを拠点として地域医療・コミュニティケアに貢献してまいります。

長い歴史の中で培われた看護教育を展開

1890年に日本赤十字社が開始した看護婦養成は、その後看護専門学校、短期大学での教育に姿を変え、1986年には日本赤十字看護大学となって東京・広尾のキャンパスにて看護師等の育成が開始されました。
130年を超える看護教育の歴史の中で得てきた「赤十字の看護」は時代を経て進化し、看護技術のみならず学問としての看護を学生が習得できるようなカリキュラムになっています。
さいたま看護学部では、赤十字の理念である「人道(人間のいのちと健康、尊厳を守る)」の担い手として、地域に貢献でき、国際的に活躍できる人材の育成に取り組んでいます。

大学の歴史と沿革 本学の歴史資料等(史料室)について

2020年、さいたま看護学部の開設

さいたま看護学部は、埼玉県とその周辺地域の医療に貢献できる人材の育成を目指して2020年に開設されました。
大宮キャンパスはさいたま赤十字病院およびさいたま赤十字看護専門学校の跡地(中央区上落合8丁目)に位置しており、専門学校の84年にわたる看護教育のバトンも受け取っています。
1学年定員は80人で、30名の専任教員の他、看護学部(広尾キャンパス)所属の教員や多数の外部講師、赤十字病院の医師・医療職者が学生の学びをサポートしています。
赤十字病院を中心とした臨地実習では、本学の講習を受けた実習指導者と本学教員が丁寧に指導します。
座学と演習が連動して行えるように設計された教室やアクティブ・ラーニングを推進するための教室、またICTを駆使して看護の学びを効率的に、また確実に得られるよう工夫しています。

教員一覧 さいたま赤十字病院 小川赤十字病院 深谷赤十字病院

卒業後は赤十字病院をはじめとする様々なステージへ

さいたま看護学部の第1期生86名は2024年3月に卒業し、その多くが赤十字病院へ就職しています。低学年からのきめ細かい就職サポート等により自身の希望する就職先へ進むことができ、赤十字以外の病院等へ就職する者も一定数います。また助産師課程のある本学大学院への進学者もいます。
2023年度卒業生の看護師国家試験は合格率97.7%(全国平均93.3%)、保健師国家試験合格率は100%(同97.7%)でした。
日本赤十字社では「看護師等の育成」を重要な事業の1つに位置付けており、日本赤十字学園が全国に設置している6つの看護大学では毎年約800名の卒業生を輩出しています。

進路状況(2023年度さいたま看護学部) キャリア支援 卒業生の声 日本赤十字学園について

さいたま看護学部 3つの魅力

1:教育の魅力

「一人ひとりを大切にする」教育

授業以外の時間に教員が研究室を開放して自由に質問や相談ができる「オフィスアワー」、1人1人の学生に担任のように教員があたる「学生担当教員制」などを取り入れ、学生の学修と生活をきめ細かくバックアップしています。
様々な授業でグループワークやディスカッションを導入しており、コミュニケーションを通じてお互いを尊重し、話し合いながら学ぶ力を養います。

確かな実践能力と深い人間性を育む実習

実習では、講義や演習で学んだ知識や技術を応用し、多くの人々との出会いを通して、看護の学びを深めます。
指導体制の行き届いた実習施設と大学の連携により、1年次から段階的に実習を進めます。

コミュニティケアを重視した教育

地域と連携した学修を通して、病院と地域をつなぐケアを実践できる看護師の育成に力をいれています。

災害支援を身につける教育

1年次前期から全員必修の「災害看護論」の講義が始まり、住民と共に平時の地域防災活動を学ぶなど、授業を展開します。
また講義には国内外の被災地等での看護活動経験が豊富な専任講師が指導にあたり、現地での様子を踏まえた指導を受けられます。
さらに日本赤十字社埼玉県支部の協力のもと、発災時に使用する救援器具や臨時救護所の設営など、災害看護を実践するうえで重要となる経験と学びを得られます。

本学の災害時の対応について 日本赤十字看護大学附属災害救護研究所 日本赤十字社の災害救護について

赤十字のネットワークを活かした国際的な教育

「人道」を通して、国籍・人種・立場にかかわらず看護の成果を還元することを信条にした国際看護教育を実施しています。指導には日本赤十字社が行う国際救護・開発協力活動の経験豊富な専任講師があたり、現地の様子現地での様子を踏まえた指導を受けられます。
国際交流も多くの機会があり、1年次の語学研修(アメリカ)、3年次の交換留学(スイス・スウェーデン)などがあります。海外から本学への交換留学生も受け入れています。

留学・海外研修 国際交流 日本赤十字社の国際活動について

2:立地の魅力…抜群の利便性と充実した周辺環境

さいたま看護学部は大宮駅から徒歩約10分という好立地。

大宮駅は14路線が乗り入れ、都心の東京駅や新宿駅から30分程度の埼玉県随一のターミナル駅です。宇都宮や高崎から新幹線で通学(所要時間約24分)する学生もいます。その大宮駅から徒歩10分の大宮キャンパスでの学びは、4年間の通学の負担を大きく減らします。
1・2年次に主な実習施設のひとつとなっているさいたま赤十字病院までは、大宮キャンパスから徒歩約20分。大宮駅からは1駅(2分)という近さです。

駅周辺には大きな商業施設や飲食店、看護系参考書が並ぶ書店も多く、キャンパス外でも充実した大学生活が送れるでしょう。

3:校舎の魅力…「つながり」が生む看護教育の環境

大宮キャンパスのコンセプトは「つながり」

大宮キャンパスは、コンパクトな敷地、建物を活かし「ひと」や「地域」とつながりを生み出すことで、看護教育に必要なコミュニケーション力を自然と養うことのできる学習環境を目指して建設されました。
縦動線に沿って設けた吹抜・ラウンジ、廊下側に窓を設けた教室や実習室により学生同士や教職員とのつながりを創出し、エントランスホールは地域との接点となります。
また、仕上げ・色彩計画は建物全体を意識的につなぎ、ひとつの環境とし捉えるような空間づくりを行っています。


資料請求 オープンキャンパス 入試情報