アクティブラーニング

アクティブラーニング

本学は授業にアクティブラーニングを取り入れています。自ら考えたり、チームで意見を出し合ったり、プレゼンテーションなどでアウトプットすることで活発な学習を推進しています。学ぶ内容、領域によってもその進め方はさまざまです。

発達看護学Ⅰ(リプロダクティブヘルスと看護)

主体的に考え行動し、チーム医療に参画できる看護師を育成します

 

 妊娠・出産・育児期にある女性と子ども、そのパートナーを中心とした家族の健康に焦点をあて、身体的、心理・社会的変化や新たな生活への適応、健康逸脱時の看護を学びます。専門職として主体的に考え行動することができ、多職種を含め円滑なコミュニケーションによるチーム医療に参画できる看護師の育成を目指し、授業では講義やロールプレイ、事例による演習に加えて、Team Based Learnig(TBL)を導入しています。

 TBLとは、事前に配布された課題を自己学習し、その成果をチームやクラスでディスカッションする学習方法です。学生が臨床実習で体験するような内容を課題として取り上げ、スクラッチカードや回答パネルなどを活用しながらチームで課題に取り組むことで、積極的に、そして楽しんで授業に参加することができます。さらに知識の習得だけでなく、知識を応用して問題を解決することにより、判断する力を育むとともに、チームでの学習活動を通じて、コミュニケーション力や対人関係構築力を身につけることも期待できます。また大学院国際保健助産学専攻でもTBLを導入しています。

(母性看護学 担当教員)

※「発達看護学Ⅰ」は令和5年度以前入学生対象の科目です。令和6年度入学生は同等の内容を「成育期看護学Ⅰ」で2・3年次に実施する予定です。

看護技術論Ⅱ①②・看護技術論Ⅲ①②③

患者さんの気持ちを考えながら、ケアする能力を身につけます

 看護技術論は、血圧の測り方、聴診器を用いた呼吸音や心音の聴き方、動けない方への援助法、注射の方法など、看護の専門的知識に基づいた看護技術を学ぶ科目です。講義・デモンストレーション・演習で構成され、学生が主体的に学ぶのが特徴です。まず必要な知識を講義で学び、次に教員が看護師や患者になり、実際の現場のような劇を行います。学生はそれを見て、患者さんの思いや看護師が何を考えてどのような技術を実践しているのかを、教員と対話しながら学びます。その後、学生同士が患者や看護師になって実際に技術を実践する演習を行います。
 
 患者さん役を体験することで患者さんの気持ちがわかると同時に、看護技術についての興味が高まり、こんな看護師になりたいという思いが深まっていきます。授業を通して、患者さんの気持ちを大切にし、尊厳を守りながら、確実な看護技術によって患者さんをケアすることができる看護師になってほしいと思っています。

(基礎看護学 技術演習 担当教員)

※「看護技術論Ⅱ・Ⅲ」は令和5年度以前入学生対象の科目です。令和6年度入学生は同等の内容を「基盤臨床看護論」で1・2年次に実施する予定です。